介護補助職は、専門性をともなう介護(食事介助、排せつ介助、入浴介助など)は行いません。

基本的には、食事の配膳やベッドメイキング、掃除や片付け、備品の準備・整理、
認知症の方の見守り、ご利用者の話し相手などといった仕事を行います。

このように、介護の仕事には、特別なスキルを必要としないものも含まれますが、
これらの仕事をすべて介護職員が行うと、業務量が大きくなってしまいます。
そこで、介護補助職がこれらの業務を引き受けることで、
介護職員がご利用者の介護の専門業務に専念できるように、サポートをするわけです。

「助かりました、ありがとうございます」介護職員のサポート役である私たちは、
そうやって労っていただけるととても嬉しい気持ちになります。

「私はあんたと話に来てるんだよ」プロの介護職でもないのに、ご利用者からそんな風に声をかけていただくこともありました。

家庭で母の介助が必要になった時に、意外なほどに自分にも介護スキルが身に
ついている事に気づきました。

仕事で専門的な介護を実際にやることはありませんが、いつも間近で見ているために
知らず知らずのうちにやり方が身についていたようです。
こういったことが、私たちのやりがいにつながっています。

できるだけ長く働き続けることです。
介護補助職には、還暦を過ぎてから入職しているメンバーもたくさんいます。
仕事をして、誰かの役に立ち、感謝されること。

給与をもらい、たまに好きなものを買い、子供や孫にプレゼントを買ってあげられる事。
こうしたささやかな幸福をできるだけ長く続けていきたいと思っています。

これは当たり前の事なのですが、どさくさに紛れて専門的な業務を押し付けられるような事が
絶対に無い事です。

介護の資格をもたない私たちはリスクの高い仕事をお引き受けすることができません。
そのあたりの線引きがきっちりしているため、とても安心して勤務することができます。

一方で、知識や技術を身につけたいと思い研修受講の申請などをした時には、
断られることはほとんどありません。

できないことを無理強いされることはなく、
成長したい時には後押しいていただける環境がありがたいです。